圏央道外回り14区間目。鬼怒川にほど近い常総ICからさらに東へ。
 つくば中央ICを経て常磐道との結節点、つくばJCT.まで走る。
圏央道 レポート
外回り 区間13 →   外回り 区間14   → 外回り / 内回り 区間15
73 境古河 74 坂東 75 常総 76 つくば中央 80 つくばJCT. 81 つくば牛久 82 牛久阿見

Discription
 取材日:2017年3月18日
 練馬IC→鶴ヶ島JCT→つくばJCT→三郷JCT→首都高

 今回はTwitter上のフォロワーさんと一緒にトレース。
 3月のほんわかとした陽気の中、今年2月に開通した境古河-つくば中央、そして撮影日に開通したK7横浜北線を巡った。

Report / Section.14

 [ 75 ] 常総

 R294に接続。下妻、取手方面はこちらから。 
[74] 坂東 7km
[75] 常総 16km
[E6 常磐道] つくばJCT. 31km

 仮設の壁と標識が立ち並ぶ出口。4車線運用できなかったのはなぜだろう?
 左側に大きなスペースを残したまま本線は続く。
 常総IC合流。ここも左側にガッツリ空いているが、実は合流が終わると同時ぐらいのところで途切れる。
 そしていつもの対面通行。
 小貝川

 小貝川は鬼怒川と同じく栃木県に源流を持ち、栃木茨城の両県を利根川に向かって南流する一級河川。長さは111.8kmで鬼怒川の176.7kmには及ばないが利根川第2の支流であるとともに、度々水害を起こした暴れ川でもある。
 そんな小貝川は鬼怒川以上に狭い。

 平成27年の水害時に越水/破堤したのは鬼怒川であったが、その水は小貝川と鬼怒川に挟まれた平野のほぼ全域に溢れた。
 小貝川を渡ったところでつくば市に突入。
 小貝川を渡るとまた台地のようで、ちょっとした登り坂。

 正面にある目立つ建物は陽光子友乃会という宗教の本部施設。世界真光文明教団からの派生宗教であるという。
[76] つくば中央 8km
[76] つくばJCT. 13km
[E6 常磐道] 東京 70km
[E6 常磐道] いわき159km

 ここで距離標識。下2段がナンバリング仕様という最新感溢れるものだ。
 追越車線 2km先

 つくば中央ICよりだいぶ手前に追越車線があるのは嬉しい。
 この辺りも盛土自体は4車線幅で作られている。
 雑木林に囲まれる。

 素人目からすると常総-つくば中央の4車線化は時間がかかりそうだが追越車線の新設は比較的短時間で可能に見える。将来的には4車線化されると思うんですけどね。
 そして追越車線区間。

 台地を掘割で駆け抜ける様子は千葉県区間のそれに似ている。
 つくばJCT.にも近いこの地点には「広域情報」掲示板が設置されている。東関道、常磐道のみならず恐らく首都高までカヴァーしそうなこの掲示板だが、この日は何も情報をくれなかった。
 一方のハイウェイラジオでは渋滞情報の文字。
 大きな鉄塔と電線が眼の前に!
 そうこうしていると追越車線は終わりになる。流石につくば中央ICまで続くわけではない。
 この辺りでは住宅地の造成真っ只中の光景が見られる。住所的には万博公園西という地域にあたるこの場所。宅地の規模はそこそこあるようだが、果たしてどれだけ住む人が現れるだろう・・・!?
 対面通行になったところで茨城r45をまたぐ陸橋。
 高架もしっかり4車線分の橋台を確保してある。これも結構期待できるのでは・・・?
 [ 76 ] つくば中央 2.6km

 2km標識・・・にしてはだいぶ手前に設置された案内標識。
 標識の辺りでカメラを左に振るとつくばエクスプレス線を跨いでいるのがわかる。

 写真で写っているのは万博記念公園駅とその周囲で、見ての通り近年の開発が著しい。

 先程の造成中の宅地はこの駅から約1.5kmの位置にあり、車かバスでならそこまで不便な場所ではないことがわかる。
 そして本線にカメラを戻す。特に変わりない道路風景。
 つくば中央
 [ 76 ] 出口 1.2km

 つくば中央ICの予告標識。またまた変則位置。
 つくば中央
 [ 76 ] 出口 500m

 事故多発注意 安全運転を!
 つくば中央
 [ 76 ] 出口

 ここで東北道-常磐道区間の最終出口、つくば中央IC。茨城r19取手つくば線に接続し、つくば市の東半分(万博記念公園、研究学園方面)エリアには最寄りのインターチェンジとなる。余談だが、つくば中央を名乗る割に他のつくばと名の付くIC/JCTはこの先の「つくばJCT.」と「つくば牛久IC」のみである。
 つくば中央ICを通過。

 東北道方面から来た場合、つくば市へのアクセスはつくば中央ICが料金面でも所要時間面でも有利だが、常磐道あるいは東関東道方面からのアクセスに関しては市内西部(産総研、JAXA、TXつくば駅方面)は常磐道桜土浦ICが、筑波山に至っては土浦北ICの方が有利となる。
 つくば中央IC前後には追越車線はなく、終始対面通行のままである。関東圏の交通量だと合流は譲り合いが必要になるだろう。

[80] つくばJCT. 4km
[常磐道] いわき150km
[常磐道] 東京 61km
成田54km

 距離標識。最下段の成田のみ新しい。

 つくば中央-つくばJCT.間は2010年4月の開通。いわゆる公団ゴシックがヒラギノに切り替えられるわずか3ヶ月前のことである。ということでつくばJCT.までの標識は公団ゴシックが主体であるが、それは切り替え前の最終期のものである。
 心なしか道路が古くなる以外は何も変わらない道路沿線。
 156KP
 つくばJCT. 2km

 図形案内標識。「いわき」「つくば」といったひらがな地名の多いこの標識、公団ゴシックの平仮名の独特な雰囲気を味わいたい方におすすめできるものだと思う。
 この先は高架が続く。
 2/26〜 外環道 新料金

 2017年2月26日、東京外環道の料金体系が従来の均一料金から距離制に変更された。
 1km先分岐
 [常磐道] 東京 いわき
 [圏央道] 成田 東関東道方面

 北関東道、水戸方面は左(常磐道方面)へ。「北関東道」だけなぜか公団フォントである。
 ジャンクション前にふさわしく渋滞情報掲示板がダブルで現れる。撮影距離が遠い・・・!
 500m先分岐
 [常磐道] 東京 いわき
 [圏央道] 成田 東関東道方面

 先ほどと同じ標識。北関東道、水戸方面は左(常磐道方面)。視認性は悪くないが小さいですよね。
 [ 80 ] つくばJCT
 左へ:[常磐道] 東京 いわき
 本線:[圏央道] 成田 東関東道方面

 ここが常磐道との結節点、つくばJCT。圏央道側の標識は大栄JCT延伸後に張り替えられたのだろうか、路線名が公団ゴシックな上狭いスペースに方面が詰め込まれている。

 [ 80 ] つくばJCT.

 ここで常磐道への分岐。「東京 いわき」だけでは説明不足なようで、北関東道と水戸の補助標識がまだまだついて回る。
 東北道方面から来た場合はすぐに常磐道上下線の選択を強いられる。

 北関東道と水戸の標識はちょっと小さい。どちらもつくばJCTから見ていわき方面であることは予習しておいたほうがいいかもしれない。
 常磐道へのランプの途中で東関東道方面からのランプ・・・の分岐が見える。あちら側は少し進路選択まで余裕がありそうだ。
 ランプを下って常磐道へ合流。

 常磐道を示す路線名標識が合流位置に設置されていた。

 区間14はここまで!
圏央道 レポート
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73 境古河 74 坂東 75 常総 76 つくば中央 80 つくばJCT. 81 つくば牛久 82 牛久阿見

Links
 圏央道 外回り区間13 [境古河 → 常総]
 春先の土が薫る田園地帯をのんびり通り抜ける暫定2車線区間。
 2017年2月開通、ピッカピカの圏央道!

 圏央道 内回り区間15 [牛久阿見→つくばJCT.]
 つくばJCT-大栄JCT間は2015年に内回り線を撮影済み。
 牛久大仏は既に背後に。暫定2車線だと少し混み気味な、田園風景が相変わらず広がる区間。


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 最終更新:17年4月19日
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