圏央道外回りも13区間目に入り、茨城県を走る。
 2017年開通区間、そのピッカピカの開通直後をお送りします!
圏央道 レポート
外回り 区間12 →   外回り 区間13   → 外回り 区間14
70 久喜白岡JCT. 71 幸手 72 五霞 73 境古河 74 坂東 75 常総 76 つくば中央 80 つくばJCT.

Discription
 取材日:2017年3月18日
 練馬IC→鶴ヶ島JCT→つくばJCT→三郷JCT→首都高

 今回はTwitter上のフォロワーさんと一緒にトレース。
 3月のほんわかとした陽気の中、今年2月に開通した境古河-つくば中央、そして撮影日に開通したK7横浜北線を巡った。

Report / Section.13

 [ 73 ] 境古河

 外回り線、利根川渡って最初のインターチェンジである境古河ICを通過。
 ここから2017年2月開通区間となる。
 おめでたい!

 のだが、インターチェンジを過ぎるとこの通り追越車線がさようなら。
 300m先 対面通行
 この先 対面通行

 圏央道でも最新の対面通行区間に突入する。
 
[74] 坂東 7km
[75] 常総 16km
[E6 常磐道] つくばJCT. 31km

 真新しい対面通行区間。左側には拡幅に備えた用地がきちんと確保されている。
 坂東市

 ここで坂東市に突入。

 市名標識の足元付近もよく見ると道路拡幅に備えた構造物がある。

 当区間の開通により東関東道〜東名までが完全に繋がったことで、交通量は暫定2車線ではさばききれない量になってきていると開通3週間後ながら感じるところがある。
 そんな関東圏の新たな高規格道路であるが、周囲の風景はとてものどかである。カメラを左側に振った写真はもう少し先で。
 130KP

 余談だが、圏央道のキロポストには右上角に「外(or内)」という車線表記もちらっと書かれている。対面通行でも同じ仕様なんですよねえ。
 非常駐車帯。ぱっと見ではわかりにくいがちょっと左側が膨らんでいる。
 [ 74 ] 坂東 2km
 追越車線 2km先

 路肩に設置された雰囲気からして左側の拡幅に備えている感じがしなくもない。境古河のときのように追越車線とインターチェンジが同時に予告される。
 坂東 [ 74 ] 出口 1km

 左側の拡幅スペースは盛り土がなされ、その気になればいつでも建設できるような状態になっている。
 坂東 [ 74 ] 出口 500m

 インターチェンジを手前にして追越車線、そして電光掲示板といういつもの流れ。
 坂東 [ 74 ] 出口

 134KP、ゆるい右カーブに沿って出口が分岐する。

 坂東ICはr20結城坂東線に接続する。そこから南へ向かえばR354バイパスと交差した後坂東市街に入るが、北へ向かえば八千代町を経て結城市へ至る。基本的には幹線道路ではないので、結城方面へ向かうなら常総IC、または境古河ICからR294/R4を経由するのがメジャーか。
 [ 74 ] 坂東IC

 坂東IC出口。2017年に新規に設置されたインターチェンジだ。
 坂東ICの追越車線は短く、インターチェンジを過ぎるとすぐに終わる。将来的な拡幅を見込んでいるのかもと勝手に思い込んだりもできるけど・・・。
[75] 坂東 8km
[76] つくば中央 18km
[E6 常磐道] つくばJCT. 23km

 恒例の距離標識。新規開通区間はつくば中央まであと18km続く。
 距離標識を過ぎると路肩の用地がぐっと大きくなる場所がある。

 ここが坂東PAの予定地で、2020年開業を目指す坂東市の道の駅と併設する形で設置する予定とのこと。

 圏央道沿線に存在する道の駅として、五霞ICのすぐそばに道の駅五霞が存在するが、こちらは高速を降りずに利用が可能なPA併設型である。残念ながら坂東は県内でも特に存在感の高い街というわけではないように見える。道の駅&PAにより地域の魅力が様々な利用者に伝わるようになればと思う。
 137KP
 ここで飯沼川沿いの開けた低地に出る。  道路脇に見えるのは水田。千葉県区間のときのような水田地帯の景色が広がる。
 川もろとも高架で越えるので途中には非常駐車帯も。
 これが飯沼川。

 飯沼川は古河市(旧総和町域)を水源とし、利根川に注ぐ長さ32.6kmの河川である。流域は見ての通りの低地で、その流れはかなり緩慢なようである。
 川を渡って少しのところで常総市に突入する。

 この辺りでは自然地形と関係なく市境が引かれている。
 飯沼川沿いの低地を渡り終えると再び台地に。
 この周辺がまた非常にのどかな田舎だった。

 圏央道のすぐ脇で牧草ロールを食む牛!個人的には関東にまで来てまた牛を見るとは・・・といった感じだが。
 気付けば140KPを過ぎていた。しかし暫定2車線にこれまた暫定臭いガードレールというまさに急いで作りました感がするのは否めない。
 今度はちょうど整地を終えた畑と小さな神社が目につく。写真には写らなかったが水田地帯はトラクターが入り始めていた。3月中旬、農作業も本格化しているようだ。
 [ 75 ] 常総 2km

 この予告標識には追越車線の予告が併設されていない。
 常総 [ 75 ] 出口 1.5km
 R294方面 下妻 取手

 通常よりも500m早い位置で予告標識が現れる。
 横風に対する注意を促すためか、吹き流しが設置されている。
 常総 [ 75 ] 出口 500m
 R294方面 下妻 取手

 500m手前標識。常総ICはR294バイパスに直結し、南へ向かえば常磐道谷和原ICを経て取手方面に、北へ向かえば下妻、筑西方面へ繋がっている。しかし方面表示として取手はちょっと遠すぎないですかね。
 鬼怒川を渡る。

 橋長表示は無し。
 いつもの電光掲示板。

 この直下にある鬼怒川が氾濫した2015年9月の豪雨は記憶に新しい。圏央道より上流側にある常総線玉村駅付近で越水が、そして圏央道から約3.5km上流の南石下付近で破堤。約40平方キロメートルに及ぶ広範囲が浸水し、家屋そして人的にも大きな被害を受けた。圏央道の開通がこの地域の復興にも寄与してくれることを願うばかりである。
 常総 [ 75 ] 出口
 R294方面 下妻 取手

 鬼怒川を渡りきったところで出口分岐(軽ワゴンの奥)。常総IC付近では道路用地どころか舗装面も確保されているが道路はまだ暫定2車線状態。
 [ 75 ] 常総

 ランプは本来と異なりコンクリの仮壁で分離されている。この場所にある出口標識も仮設っぽさを感じてしまう。

 そんなわけで、区間13はここまで。
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70 久喜白岡JCT. 71 幸手 72 五霞 73 境古河 74 坂東 75 常総 76 つくば中央 80 つくばJCT.

Links
 圏央道 外回り区間12 [久喜白岡JCT.→境古河]
 久喜白岡以東は暫定2車線。埼玉県から茨城県へ抜けるが、延伸までしばらく境古河で終点となっていた。
 茨城区間全通に伴い2017年3月に取材!

 圏央道 外回り区間14 [常総→つくばJCT.]
 2017年2月、常総-つくば中央ICも繋がった!
 距離的には短い区間だが、ジャンクション手前で標識がたくさんあり、意外とボリュームのあるレポートになった。!


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 最終更新:17年4月7日
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