首都高速の撮影第2弾。湾岸線の神奈川県側の(浮島以西)の撮影のため、横浜周辺を逆C字状に走行することを計画した我々。せっかくなので少しルートを工夫してK1横羽線の大半を撮影することに。

首都高速 K1横羽線(上り) レポート
K3狩場線
→  横羽線上り 区間3  → 横羽線上り 区間2
狩場方面
本牧方面
石川町JCT 168 横浜公園から
164 横浜駅東口まで
金港JCT 161/162東神奈川から
154 生麦まで
生麦JCT

レポートについて
 取材日:14年8月2日
 狩場方面から石川町JCTを通りK1へ、上り線を大師まで走行。
 全体では、横浜市街→K3/K1→大師→K6→浮島→湾岸線→幸浦から横横道路。

 真夏の炎天下、K1の撮影に関して地上区間はもちろん高架の下層と地下区間もよく撮れていた。
 撮影担当のあーさー氏は前回より更に首都高を楽しんでいたが、行程の9割が撮影対象であったためカメラ持ちっぱなしで腕に疲労が来たらしい。

レポート(区間3)
 分岐 1km

 本線:K3 B 湾岸線 新山下
     東京湾アクアライン 大黒ふ頭
 左分岐:K1 K2 第三京浜 横浜駅東口 羽田

 ベイブリッジは右側(要するに本線)。いきなり情報量豊かな標識が写っているが、これはK3狩場線狩場方面からのワンシーン。
 狩場線はR16大和BP、保土ヶ谷BPを介して東名高速横浜町田IC方面と連絡している。このため、東西の大動脈東名から物流拠点のある湾岸部へ抜ける車両の通り道でもあり、結構大型車が多い。

 ちなみに、東京と横浜の両方で旅客の乗り降りがある関西行きのバスというのもたまにあって、そういうバスも狩場線だったり横浜新道だったりを利用して横浜町田ICへ向かう。
 分岐 500m

 本線:K3 B 湾岸線 新山下
     東京湾アクアライン 大黒ふ頭
 左分岐:K1 K2 第三京浜 横浜駅東口 羽田

 このまま左側をのんびり走ってK1方面へ向かうこととする。

 そんな事情もあってか、R16大和BP/保土ヶ谷BPは6車線が確保されているにも関わらず常時混雑気味で、交通量は日本最大級(H17道路交通センサス;平日24hでは湾岸線新木場-葛西に次ぐが、昼間12hでは日本一)とのこと。
 「大型車はなるべく湾岸線をご利用ください」

 湾岸線で「大型車はこのまま湾岸線をご利用ください」という標識を見かけたが、言いたいことはこれも同じで、大型車はK1を通るのやめてほしいなーということである。うーむ、ちょっと緊張してきた

 石川町JCT

 本線:K3 B 湾岸線 新山下
     東京湾アクアライン 大黒ふ頭
 左分岐:K1 K2 第三京浜 横浜駅東口 羽田

   ここで左へ分岐するとK1に入る。二層式高架の下段もいいよね。
 本線を離れ、ランプはどんどん高さを落としていく。
 地下トンネルである花園橋トンネルへ入る。

 横浜市のデータによると延長470mとあるが、このトンネルは内部でK3湾岸線方面からの流入車線と合流するため、入口が2箇所出口が1箇所ある。延長はどこからどこの長さを指すのかよくわからない。
 なんか標識もだけど首都高の古臭いトンネルという感じだ。

 画面奥でK3湾岸線方面からの流入車線と合流する。K1の横浜公園出口は撮影しているK3狩場方面からの流入路には存在せず、湾岸線方面からの車線にのみ存在するので要注意。実質、K3湾岸線方面のハーフランプである。
 合流して少し走ったところで花園橋トンネルを抜ける。
 トンネル警報板。何もなし。スルー。

 このあたりで首都高は横浜スタジアムのすぐ脇を通る。ベイスターズ戦はこちら。
 次のトンネルは花園トンネル。これも横浜市の資料には長さ206mとある。
 トンネル内で横浜公園入口の流入路と合流する。

 こちらの横浜公園ランプは名前の通り横浜公園のすぐそばに存在し、羽田方面からの出口、羽田方面への入口の役割を果たす。先ほどK3湾岸線方面から分岐する途中に横浜公園出口が存在するといったが、それは最近増設されたランプだったりして、出口路はK1本線の脇をしばらく走ってJR関内駅のすぐそばで一般道に出る。
 花園トンネルを抜けるあたりで、右からランプが合流してくる関係で第一車線側のみ車線変更禁止になる。

 ここからトンネル内or半地下カーブが続く関係もあり、桜木町付近の東横浜トンネル入口まで車線変更禁止が続く。なお、写真の右側が明るいのは、この場所は半地下で採光部がK1下り車線に偏ってるからである、
 羽衣橋は国道16号が首都高をまたぐ陸橋。

 現在では陸橋だが、もともとこの区間のK1は運河だった。それもあって、高架ではなく地下を走っているというわけだ(同様の区間は東京都心にも存在する)。横浜市営地下鉄が開通し、市電が全廃される1972年まで(もしかしたら60年代後半で廃止?)は羽衣橋の上には横浜市電が走っていたようだ。
 [166] みなとみらい 出口 1km

 桜木町・国際会議場はこちら。この先カーブが連続するため左車線からの車線変更禁止。逆に、左車線への車線変更はできる・・・とはいえ、出口を利用する場合は出口側の車線に早めに寄るのが良い。
 桜木町トンネル(長さ337m)に入る。このトンネル付近から左車線からの車線変更禁止。更に、このトンネルは途中で川をくぐる関係か危険物積載車両通行禁止
 [166] みなとみらい 出口 500m

 桜木町トンネルを抜けると、短い明かり区間に入る。ここで一瞬横浜ランドマークタワーが見える。

 横浜ランドマークタワーは横浜みなとみらい21の名前の通りランドマークとなる超高層ビル。着工が1990年3月で、開業は1993年7月。内部はオフィス、ホテル、ショッピングモールなどからなる複合施設である。高さは296.3mで、開業以来日本一の高さを誇る超高層ビルであったが、2014年3月に開業したあべのハルカス(高さ300m)にその座を譲り渡した。
 東横浜トンネル(長さ107m)へ。ただしトンネルの坑口は奥まっているので体感ではもっと長いトンネルに見える。

 その理由としては、JR桜木町駅-日本丸を結ぶ一般道の下をくぐる部分をトンネルとみなしていないことが考えられるが実際はどうなんやら。また、このトンネルの真上にJR桜木町駅-みなとみらい地区を結ぶ動く歩道がある。
 この辺りから再開発地区である横浜みなとみらい21の脇を通る。

 もともと三菱重工業横浜造船所、高島埠頭、新港埠頭、国鉄高島線東横浜駅(貨物駅)、高島ヤードなどが存在した横浜駅東口から赤レンガ倉庫にかけての臨海エリアを3地区68街区に分け計画的に再開発を行うというこの大計画、1979年の基本構想発表に始まり1983年の着工以来現在に至るまで、埋立事業から高層ビルの建設、公園の建設、文化施設やショールーム、商業施設の開業など一気に変革を遂げていった。
 [166] みなとみらい 出口 500m
 次は 横浜駅東口

 桜木町・国際会議場はこちら。中央地区30街区(横浜銀行本店)の脇から首都高は地上/橋梁区間へ入るが、前述の通りみなとみらい21は横浜駅東口周辺まで及ぶわけで、ここからしばらく再開発地区を通り抜けることになる。

 横浜みなとみらい21は2013年現在で事業進捗率は84%と、未完成なのである。現に、全68街区の区画には多様な施設がすでに存在するが現在建設中の高層ビルが複数あったり、暫定施設として建設されている商業施設(47街区の郊外型量販店など)が見受けられる。
 [164] 横浜駅東口 出口 800m

 青木橋、ポートサイド地区、地下広場はこちらから。
 なんと先ほどの案内標識から100mしか進んでないのにこんな案内標識が現れる。面倒くさいのと写りがいいので解説は略・・・、一応左からみなとみらいランプ流入車が来るので、その人達のためと思えばいいのか。

 首都高を境に左がもともと市街地だったエリアで、右が再開発エリア。こうしてみても一目瞭然。
 [164] 横浜駅東口 出口 400m

 渋滞情報表示板っぽいが、例のごとく読めない。

 この先右カーブを終えるあたりで分岐なので、横浜駅東口ランプを利用するなら早めに右車線へ。
 右へ:[164] 横浜駅東口 出口
 本線:400m先分岐 直進:K1羽田/K6大師
              左へ:K2三ツ沢 第三京浜

 横浜駅東口や新高島、臨港パークエリアはこちらから。こんな風に高層ビルに囲まれた首都高の風景って意外と珍しい気がする。

 左側の高層ビルは高層マンションで、みなとみらい21とは(おそらく)無関係。右側に見えるビルは横浜三井ビルディングで、こちらはみなとみらい21エリアだ。

 金港JCT

 左へ:K2 三ツ沢 第三京浜
     横浜新道/横浜駅西口はこちら。
 本線:K1 羽田 K6 大師

 気づけばもう金港JCTだったりする。K2三ツ沢線は第三京浜・横浜新道とK1を連絡する連絡路的な路線だが、川崎/戸塚/町田方面から横浜駅周辺エリアへのアクセス路だったりするので交通量は少なくない。

 K2は未撮影だが、第三京浜のレポートはこちら

 超どうでもいいことだが、先ほど通過した横浜駅東口ランプより金港JCTのほうが横浜駅に近いというか金港JCTは横浜駅ど真ん前だったりする。レポート区間3はここまで。
首都高速 K1横羽線(上り) レポート
K3狩場線
→  横羽線上り 区間3  → 横羽線上り 区間2
狩場方面
本牧方面
石川町JCT 168 横浜公園から
164 横浜駅東口まで
金港JCT 161/162東神奈川から
154 生麦まで
生麦JCT

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 特になし



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 最終更新:14年12月25日
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