仁木駅はJRの函館本線、いわゆる「山線」側の途中駅の1つ。
 仁木町の中心駅でもあるこの駅の停車場線を見てみよう。
Information
路線: 北海道道455号 仁木停車場線
起点:余市郡仁木町北町1丁目(JR函館本線仁木駅)
終点:余市郡仁木町北町2丁目(R5交点)
延長:394m(実延長)
沿線:JR仁木駅 JA新おたる本所 他 
走行:全線(終点→起点) 2017年5月20日撮影
Report 1/1

 道道455号終点

 左折:r455 仁木駅
 直進:R5 長万部 倶知安

 仁木町市街地に入ってから間もなく、仁木駅への停車場線が分岐する。
 停車場線に入る。

 交差点直後にはきちんと道道標識が設置されている。佳きかな。
 静かな駅前通りを突き進む。
 まだ突き進む。
 駅に近づくにつれ、商店もしくは元商店らしい建物が目立つ。
 それでも静かな駅前通り。次の車線で道道トレースは終りとなる。

 道道455号起点

 道道の起点にはかつての賑わいを思わせる佇まいの駅舎。仁木駅は有人駅から簡易委託の時代を経て、現在は無人駅である。

 かつての駅務室側の窓ガラスには名産のフルーツが描かれた絵がはめ込まれている。
 駅舎内はちょうど発車待ちの乗客がいたので、まずはホームの駅名標を撮る。駅番号はS19。

 隣駅は倶知安方が然別、小樽方は余市。隣駅の然別駅は駅周辺の人口こそ少ないが、普通列車の終着となることもあり、この地域の乗り鉄経験者なら一度は目にする駅名である。
 ホームから小樽方を望む・・・のだが、2分ほどウロウロしていると、小樽行きの列車がやってきた。

 倶知安小樽間は地元需要も観光需要もそこそこあり、富良野線のように外国人の乗客がいることも珍しくはない。
 倶知安方を望む。

 仁木駅は現在、1面1線しか設備がなく列車の行き違いはできない。
 先程の列車では降車客なし。人のいない待合室はこんな感じ。
 最後に、起点から停車場線を振り返る。

 r455仁木停車場線のレポートは以上で終わり。
Impressions
 仁木停車場線は見ての通りの静かな普通の停車場線である。

 停車場線の繋がる仁木駅は町の中心地であるが、国鉄民営化を前に無人化(1984)、交換設備撤去・簡易委託化(1986)と徐々に縮小した末、2013年に完全無人化された。

 JR函館本線小樽-ニセコは先述の通り一定の観光需要もあり、他の路線ほど廃線の危機には晒されていないが、将来的に北海道新幹線が延伸した際には、この区間もどのような形で存続するのか、はたまた廃線に追い込まれるかは読めない部分がある。この停車場線風景も時代とともにゆっくりと、しかし着実に寂しさを増していくのではないかと心配するところである。

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 特になし。


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最終更新日:17年5月31日
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