一般道道937号上雨紛台場線・第3部
 
 気持ちの良い秋空の下、山あいを走り、野山をササッと登ってきたr937の旅。そして砂利道は始まった。ここからが、r937の本性が現れるところだ。

目次

 本来なら1部か2部で済ませる距離なのだが、サイズの大きさを考慮して3部構成とする。

レポート第1部 終点(R12交点)〜カムイの杜公園付近
 今回は終点から走った。カムイの杜公園付近まではそれなりの交通量があるけれど・・・。

レポート第2部 カムイの杜公園付近〜改良工事区間手前
 このサイトのトップ画像もここから撮ったことがある。意外と眺めのよい、隠れスポット。

レポート第3部 改良工事区間〜起点(r219交点)
 改良工事区間を詳細にレポートしようと思う。恐らく来年には、この砂利道は消えゆくのだろう。

レポート

 いよいよ始まった改良工事区間。レポートの第3部はここからスタート。
※ポインタを当てると
 ネタバレします。


ここでこの先の地図を。現在工事中の新道は水色の線で、今までの旧道は紺色の線で描かれている。工事区間そのものの延長は短いのだが、地図の様子を見る限り旧道の儚い運命がうかがえる。

(1)・・・旧道・新道の分岐
(2)・・・旧道・通行止め地点
(3)・・・旧道・新道交差その1
(4)・・・旧道・新道交差その2
(5)・・・旧道・新道平面交差
(6)・・・砂利道区間終了
(7)・・・新道工事現場・起点側
 地図中(1)

 さぁ、ここが新道・旧道分岐。旧来の道は右側。まずは旧道を走ろうと、何のためらいも無く右折することに。
 斜面はほぼ完成のよう。現在の撮影地点の道路は生活道路にもなるため、消滅は免れたようだ。
 r937は左。ダート路に立つヘキサ(左横)が健気に見える。
 地図(2)旧道通行止め地点

 「え?何で通行止め?」この地点でその理由は確認できない。今日は日曜日。柵の向こう側を、徒歩でチラッと見てみよう。
 砂利ダート。なかなかの旧道だ。
 左カーブ。ぱっと見ではカーブの先にも砂利道が続いている、普通の道だが・・・よく見ると・・・!

 ※画像にポインタを当てると解説が出ます。
 先ほどの通行止め地点を裏から見る。
 さきほどの地図中(1)に戻り、新道へ。立派な2車線路で、現段階ではダートだが、工事杭もまだ見られることから、最終的に舗装路になると思われる。
 新道はこの先で一旦終わりのようです。となると左の細い道へ?
 地図中(3)

 坂を上り、新道工事の真横。工事現場を除こうとすると・・・?あれっ!?旧道が・・・削られてる!!

 画像にポインタを当てると解説が出ます。
 撮影地点は旧道。右下に新道の工事現場。
 ちょっとだけ進むと、地図中(4)の地点、旧道と新道の2度目の交差にやってくる。この地点は旧道と新道の交差地点にあるのだが、平面交差でないことから、工事が進むにつれ撮影地点も削られることになってしまいそうだ。。
 つかの間の平和。6月取材時はトウモロコシ畑だったが、9月末のこの日は既に刈り取られていた。
 地図中(5)

 ここで新道が旧道の前を横切る。先ほどの(4)からこの地点までの砂利道は、農道としての役割があるので、消えることはないだろう。
 今まで通りの砂利道。r937らしい風景といえよう。
 地図中(6)

 砂利道区間終了。この先で2車線路。
 地図中(6)

 道道はこの先真っ直ぐです。しかし、新道の工事現場はまだ残っていた・・・。左側に曲がると・・・、
 地図中(7)

 これだ。右横の茶色いのが新道予定地。
 ここからはアップダウンも少ない。快適な田園地帯が続く。
 青い空が気持ちいい。ちなみに若干の下り坂なので自転車だと加速がつく。
 直角カーブ。
 しばらくの間、真っ直ぐ。
 今度も直角に。r937を示す標識もついているので、見落とさなければ迷わない。
 終点(路線は起点)は突き当たりの交差点。右横のトラクターが田園らしさを強調している。
 ここの田んぼは刈り取り前。黄金色が美しい。
 r937起点

 r219交差点。解説は次を。
〜「北の道標」交差点徹底?解説〜
 

 交差点名無し

 右折・西神楽
 左折・旭川市街

 r937はここで終わり。左折するとr219として市街地方面へ進み、やがてr90旭川環状線と交差する。右折するとr219起点である新開・西神楽へと進み、道中には競馬場もある。


感想・評価

 砂利道区間の改良工事は想像以上に進んでいた。6月走行当時は、新道など走った憶えがないから、3ヶ月で工事を一気に進めたのだろう。延長は約12kmと一般道道としては普通の長さだが、初めての砂利道の道道を楽しむことが出来て嬉しい限りだ。それでは評価を。

険道度 48点/100点

 いいですよ〜、こんな道道。ちょっとしたスリリングがありますねぇ。

景観・名所 80点/100点

 名所は終点側に寄っている。それ以外の区間は思ったより景色がよい。

交通量 50点/100点

 非常に少ない。時々上雨紛から富沢に抜ける車両が走る程度。それでも改良工事は必要なのだろう。

道路設備 68点/100点

 舗装が新しいところもあり、走りやすい。

線形 77点/100点

 実際急カーブは存在しないのだ。改良工事の目的は、線形改良ではなく砂利道を解消することがメインだったと思う。

合計 333点/500点 総合評価 46点/100点

 今回は間もなく消滅するであろう現役の砂利道道道の最後の姿をレポートした。砂利道そのもの延長は僅かだが、丁度料理の香辛料のように刺激を与えくれて、面白かったんだけどなぁ。また、第1部や第2部での山に挟まれた風景も個人的には気に入っている。


関連

レポート第2部 カムイの杜公園付近〜改良工事区間手前
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一般道道219号新開旭川線
 山、水田地帯、市街地。一粒で三度美味しい道道?競馬場やゴルフ場があり趣味の道道でもある。

国道12号線
 まずは終点側半分をコンプリート。それ以外の区間も追加取材をした。


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最終更新日:07年10月22日
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