空知の滝川駅を起点に根室へと至る根室本線。その途中駅、上芦別駅は空知川に設けられた滝里ダムと上芦別ダムの中間地点にあり、河川沿いの平地で農業が営まれるのどかな地区にある。
Information
路線: 北海道道365号上芦別停車場線
起点:芦別市上芦別町(JR上芦別駅)
終点:芦別市上芦別町(R38交点)
延長:750m(実延長)
沿線:JR上芦別駅 上芦別郵便局 他
走行:全線(終点→起点) 2018年6月10日撮影
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 JR上芦別駅

 滝川から富良野、新得、帯広を経て釧路、そして根室へ向かう根室本線。芦別の隣駅、上芦別からr365は延びる。

 駅舎は道内の他の駅とそう変わらないデザインで、特に隣駅の野花南駅などとは色違い程度の違いである。

 道道365号起点

 上芦別駅から一段降りたところにバス停兼ロータリーがあり、その奥を横切る道路を左に行けばr365となる。

 反対にロータリーの奥を右に入ればr567上芦別停車場野花南湖線となる。実は上芦別駅は、停車場線が起点となる道道を2本持っている。鉄道駅と主要地を結ぶ道道の多くは鉄道駅が終点となるため、停車場線(一般に駅が起点)とは方向が逆になっているケースが多数である。同様の例は琴似、近文、愛国そして新函館北斗が該当する。

 駅舎内。駅構造は野花南駅とは左右逆だが窓口も健在。ベンチは2つ設置されており、座布団も写真で見るだけで最低3枚ある。

 駅舎を出るとすぐに跨線橋が待ち受ける。

 駅舎側にホームはなく、すべての停車列車は跨線橋を渡った先の島式ホームに停車する。

 歩道橋内部は年季が入っているがそこまで汚くはない。「本日はご利用いただきありがとうございます」の看板が歩道橋内のサビとともに旅愁を醸し出す。

 駅名標。駅番号T27、隣駅は芦別と野花南。

 というわけで、駅を離れてロータリーから駅前通へ、r365をトレースするにはここを左折する。

 撮影しそこねたが、左折後すぐの位置にr365起点標識が立っている。

 左折すると上芦別市街を通り抜けてR38へ向かう。道路は広々とした2車線路で、店舗らしき建物はいくつかあるがあんまり人っ気はない。

 駅を少し離れたところで上芦別郵便局が現れる。割と立派な郵便局じゃないか。

 郵便局を通過すると跨線橋に向かう上り坂。その途中にr365縦型の道道標識。路線名表記は「上芦別 停車場線」。ちょっと覚えておいてほしい。

 カーブしながら根室本線の線路を渡る。両側に歩道があり欄干も立派な橋だ。

 左折:R38 帯広 富良野
 右折:R38 滝川 赤平

 R38交点の案内標識。標柱には「終点」の標識も設置されている。

 道道365号終点

 上芦別小学校と神社に挟まれた交差点。その向かい側にはガソリンスタンド。この辺りが市街の端となるため、左折すれば市街地は途切れ田園地帯を経て滝里ダム方面へ、右折すると芦別市中心部へ繋がる。

 終点交差点の近くには2つの道道標識が設置されている。まずは古くからあっただろう六角形標識。

 もう1つが縦型道道標識。路線名表記は「上芦別 (停)線」。なぜかこっちでは略されている。なぜ同じ路線(それも1km足らずの停車場線)で表記ブレがあるの・・・。

最終更新:2018年8月7日 
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