道央自動車道は旭川北インターは、旭山動物園への最寄りインターとして利用されることの多いインターチェンジ。周囲を水田に囲まれた特に特徴の無いインターチェンジだが、接続道路と料金所の間が1本の短い道道からなっている。
 
Information
路線: 北海道道1150号 旭川北インター線
起点:旭川市東鷹栖4線13号(r37交点)
終点:旭川市東鷹栖4線13号(道央自動車道 旭川北インターチェンジ)
延長:183m(実延長)
沿線:道央自動車道 旭川北インターチェンジ
走行:全線(起点→終点) 2015年9月20日撮影
Report 1/1
 直進:r37 和寒 鷹栖
 右折:[道央道]
 道央自動車道 [ 11 ] 旭川北

 r37鷹栖東神楽線を永山方面から鷹栖方面に向かって走る。旭川市と鷹栖町の境界に程近い東鷹栖地区の市街地を抜けたところで、旭川北インターへの案内標識がある。
 交差点の様子。交差点の手前で片側2車線の左側が消滅した後、交差点直前で右側に右折レーンが現れるという不可解な構造をしている。

 旭川北インターに入るには1枚上の画像の場所で必ず右に進路変更する必要がある誤進入防止にはなるがどことなく変。
 交差点を右折すると、r1150の道道標識が出迎える。右端の電柱に隠れてしまっているが「高速自動車国道 この先(有料)」という自動車専用道路を示す標識も設置されている。

 r1150はGoogle地図では道央道の一部として扱われている。r1163の時も気になったが、標識に「この先」という文言が付いている以上、料金所手前にある「高速自動車国道(有料)」の標識までは歩行者や自転車・原付も進入可能なように思われる。実際、原付や自転車がここに(誤進入以外で)進入する状況は皆無なのだが。
 約0.2kmの間、水田に囲まれた取付道路が続く。
 道路はゆるやかにカーブした後料金所に向かう。1台前の車がいる辺りの場所で、NEXCOの事務所の駐車場入口がある。

 理屈っぽい話だが、この道道を利用するシチュエーションはインターから道央道に進入する場合と脇にあるNEXCOの事務所に用がある場合の2通りに限られる(多分)。後者の場合はこの道道を徒歩・自転車・原付で利用する可能性がある。道道は見た目上も運用上も自動車専用道路の体を成しているが、例えば50ccのカブで道道を事務所に向かっても恐らく違反にはならないはずである。

 道道1150号終点

 自動車専用道路標識が立っているところで、走っている道路は一般道から道央道になる。料金所の入口は1レーン(ETC/一般)。真ん中は出入口どちらにも使えるような構造になっている(基本的に出口)。したがって中央分離帯が無い(NEXCOの事務所の出入りのためにも中央分離帯を置けない)。

 そんな構造が原因で事故があったのか、料金所待ちに業を煮やしたドライバーが使えないレーンに誤進入しないよう、左のレーンが入口であることをやたらと強調している。
Impressions
 丸瀬布インター線や士別剣淵インター線などなどと同様、この路線も事実上インターチェンジの一部として機能する路線である。

 こうした道路をNEXCOや開発局管理にしない意義もあまりよくわからないが、更に道道律儀に標識を設置する意義もわからない(私は嬉しいが)。

 ちなみにインター線の認定は都道府県によってかなりばらついており、北海道のように取付道路型インター線を量産する県は他に栃木県がある。それ以外はインターと国道を結ぶ比較的長距離な路線を認定する場合が多く、インター線が全く無い県もある。

 以上、わざわざ見てくださってありがとうございました。

Links
 北海道道1161号 士別剣淵インター線
 「最北の料金所」を抱える士別剣淵インターに繋がるインター線。
 旭川北インターより短いが、誤植標識がある変な路線。


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最終更新日:15年10月18日 inserted by FC2 system