2017年2月現在、東京外環道の東側の終点は三郷市域の端にある三郷南ICとなっている。
 外回り線レポートの〆は将来が期待される盲腸線区間を紹介しよう。
東京外環道 レポート
外回り 区間4 →   外回り 区間5   → 外回り 区間6
70 川口JCT. 72 草加 74 外環三郷西 80 三郷JCT. 81 三郷東本線 82 三郷南 京葉JCT/高谷JCT方面

Discription
 取材日:2014年9月13日
 大泉IC→三郷南IC

 執筆から2年以上も前の話になってしまった。
 自分の記憶では新宿でカーシェアを借りて練馬方面からぐるりと回り、外環道を通り抜けた後、湾岸部から首都高を色々と経由して戻ってきた記憶がある。夕景のレインボーブリッジを撮った日だ。

Report / Section.4

 [ 80 ] 三郷JCT

 首都高6号三郷線&常磐道との結節点。現在は福島県浜通りを経て仙台方面までつながっているが首都圏においては茨城県へのアクセス路としての存在が強調される。
 三郷JCTの構造は模範的なタービン型。立体交差が多く一見煩雑に見える構造だが、個人的にはどこから見ても魅力的な美しい作りだと思う。
 三郷JCTでは中央部を走る県道の車道/歩道を含めて7本の高架が外環道の本線を飛び越える。眼の前に見える橋が県道(一般道)と首都高の本線だ。
 ループするランプを更にくぐる。
 写真左手、常磐道/首都高からの合流路には外環三郷東と名のつく料金所が設置されている。

 番号は三郷JCTから1つずれて[ 81 ]。この料金所がジャンクションとは独立に付番されているのは、将来的に一般道からの入口を設置する計画があるためである。

 航空写真をよく見ると、三郷JCTからのランプと外環道本線の間にもう1車線ランプを作れそうなスペースが空いている。ちなみにインター化される場合の仮名称は三郷中央IC。うーむ。
 料金所とワンクッション置いたあと、ランプと合流。
 ここから先、三郷南ICまでは2005年11月に開通した区間となる。これまでの区間より設備などがちょっと新しい。
 アクリルと金属の組み合わせれた防音壁が延々と続く。

 建設中の千葉区間(三郷南以東)もこういった雰囲気になるのだろうか、写真にすると近未来的で非常に気持ちいい道である。
 この先終点 速度落せ

 恒例の「速度落せ」標識がまさかの右からやってくる。三郷JCT-三郷南ICは距離にして約4km、ちょっと短い。
 それにしてもこの盲腸線区間は交通量が少ない。

 側道の一般道(R298)はR6と立体交差して矢切付近(千葉r1との交点)まで供用されている。R298から先のルート選択次第では東京金町、千葉は松戸、あるいは県道経由で市川までのアクセスが可能だ。とはいえ他の通過交通がごっそり抜けている分、これだけ空いているのだろう。
 600m先 車線減少
 三郷南 [ 82 ] 出口 1km

 1km先予告標識。右側にずいぶん小さく縮められているが、延伸後は「この先終点」の標識が予告標識に、一番右の表式は「↑湾岸線」のような本線の方面表示になるのだろう。
 終点(鷹野出口) 500m先 速度落せ

 500m先予告標識。「鷹野出口」という見慣れない表記が現れる。付近の町名だが、なぜにここだけ町名が現れるのか。
 この先終点

 延伸時はここにもいずれ何らかの標識が設置されるのだろうか。今は終点を小さくアピールするだけだ。
 速度落せ [ 82 ] 出口
 終点 鷹野出口

 R298経由松戸方面はここから。防音壁の支柱にドッキングする独特な架柱が印象的だ。

 [ 82 ] 三郷南IC

 ここで本線部分からずれて降り口へ。この標識は内照式でしかも他の外環道の標識のスタイルに合わせてある。主には案内標識内の斜め矢印、右側の本線側方面表記と左の一般道と周辺案内がセットになっているというあたり。
 本線から離れて一般道へ。

 均一料金ということもあり出口側に料金所はない。
 ランプを下りる。
 降りきったところでR298と合流。ここが2017年現在の外環道の東端となる。

 外回り線レポート、これにて完結
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70 川口JCT. 72 草加 74 外環三郷西 80 三郷JCT. 81 三郷東本線 82 三郷南 京葉JCT/高谷JCT方面

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 東京外環道 外回り区間4 [川口JCT→三郷JCT.]
 川口JCTを通過した後も道路上に大きな変化は無いものの、放射路線の相互連絡を担うのは相変わらず。
 次なる結節点、三郷JCTまでを一気にご紹介する。


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 最終更新:17年2月23日
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