Discription

 取材日:2017年9月29日、2019年2月10日
 道東道池田IC→足寄IC

 この区間は北見方面への移動でも楽をする手段として(時間短縮効果もある)たまに使う区間。
 秋晴れの日を使って撮った2017年のものをメインとするが、その後一部の標識が交換されており、2019年2月の写真も使っている。

Report / Section.1

 本別JCT. 2km

 池田ICから暫定2車線メインの高速道路をひたすらすっ飛ばすと、足寄方面への分岐、本別JCTがやってくる。

 追越車線 780m

 随分と短い追越車線。有料区間の果てとあって交通量は大して多くないのだが、本別JCT分岐よりも手前で終了するあたりちょっと残念仕様。

 本別JCT.1km

 左へ:足寄 北見
 直進:本別 釧路

 1km手前標識。2019年2月にはナンバリングと路線名が表記されたものに差し替えられた。こうなるとルート分岐というよりちゃんとしたJCTに昇格した感じ。

 ※上部ボタンで画像と解説が切替わります。

 本別JCT.500m

 左へ:足寄 北見
 直進:本別 釧路

 500m手前標識も同様に差し替えられている。直進側の「本別」がなくなったのはスペースの都合だろうか、本別JCTの予告標識に一度も本別ICの名前は登場しないので注意が必要。

12 本別JCT.

 左へ:足寄 北見
 直進:本別 釧路

 釧路方面と北見方面はここ本別JCTで選択する。2019年現在、札幌方面と釧路/北見方面のみのハーフJCTなので要注意。

 左へ:足寄 北見
 直進:本別 釧路

 分岐部分の標識。更新前は路線名表示がなくデカデカと方面が表示されたものだったが、更新により一般的なタイプに交換された。また、真西に近い方向を向いていることから朝の逆光対策で白字部分がメッシュになっている。

 分岐後は緩やかなランプが続く。

 ランプ上の速度制限は50km/hである。

 「速度厳守」

 しかしこのランプ、下手をすると対面通行の本線より走りやすいので普通に80km/h以上で通過してしまう車が多い。本線開始となる0KPは画面奥、対面通行が始まった先である。

 上り線と合流していよいよ端野支線の走行開始!0KPは2回の撮影どちらも撮り逃したのだけど多分奥の規制標識が並んでいるところかな・・・?

 0KPを過ぎてしばらくの位置。2019年2月にはナンバリング対応の路線名標識が設置されていた。

 ちなみにE61道東道表記は下り線ではここだけ。道路愛好家の間でその形からドングリと呼ばれているのを目にする。国道標識の「おにぎり」と何となく語感が似てるし良い呼び名だと思う。

 利別川 橋長518m

 十勝川支流の1つ、利別川を渡る。池田IC直後で渡ったので2回目。

 橋梁上のわかりやすい位置に1KPが設置されている。0KPを撮り逃したときに是非。

 撮影時期は9月末、道路脇の木々も何となく色付いてますよね。

 [ 1 ]足寄12km
 北見    102km

 距離標識。足寄ICまでの距離に加え北見への距離も教えてくれる。ここも更新されていたのだけど・・・、
 なんと、20kmも縮んだぞ!?

 この距離案内、大いに疑義がある。102kmというのは足寄から国道と主要道道を経由した場合の距離と一致する。これは十勝オホーツク道開通前の数字だ。

 車間確認。視界に先行車などいない。

 では標識更新後=十勝オホーツク道の延伸を反映しているとすれば、そこで距離はどう変化したか?
 実はほとんど縮んでいない。2017年に開通した陸別小利別-訓子府はr143とほぼ並行していることと、そもそも北見までのルートで高速を選択できる区間がまだ短く20kmも縮むはずがないのだ。

 追越車線 2km先

 実際、北見から十勝オホーツク道を経由して82kmの地点を探すと、足寄町市街地の北側、下愛冠という地点になる。現在地は本別町で、道東道を走りきって更にR242を北上した先だ。これはNEXCO、やってしまったか・・・?

 ゆるやかな下り坂・・・。

 美里別川 橋長209m

 利別川の支流の1つ。本別町中心部付近で利別川と合流する。

 秋晴れのもと人っ気のない高速道路をひたすら走る。撮影当時は東よりの風が強く吹いていて木の先端もしなってます。

 追越車線を手前に道路が広くなっていく。

 2019年2月撮影当時は、この辺りで樹霜がついているのがはっきり見えた。

 樹霜は、空気中の水蒸気が昇華して地面より高い物体に付着する現象である。撮影当時の気温は朝10時で-20℃とかなり冷え込んでいたためだが、微細な条件により発生の程度は大きく異なる。また道路標識も同様に着氷していたが、写真ではわかりにくかったかもしれない。

 追越車線 3800m

 ここに来て道東道最長級の追越車線となる。てか釧路方面の新直轄区間よりかなり走りやすいぞ・・・!

 追い越す車も追い越される車もなくひとりラリー状態。

 途中見晴らしのいいアップダウンがあるがここでも視界に車が1台もない。

 並行するR242も60km/h制限で多くの車が70-80km/h以上で流れているのだが、道東道はそれよりも更に速い速度で流れる、というより単独走行できるところに利点がある。また、こういう追越車線では対向車から距離があるので夜もそんなに眩しくないですしね・・・。

 追越車線が途切れる気配はまだなく快適な区間がまだまだ続く。

 もう一度見晴らしの良いアップダウン。遠方に白糠丘陵から続く足寄町内の丘陵を見渡しつつ、ゆったりとカーブする。

 先述の利別川はこの付近で道東道のすぐ東隣を流れている。

 3800mの追越車線はこの途中で終わる。

 ここから先は対面通行区間。

 農道を跨ぐ橋。本別-足寄間ではどちらかというと一般道の下をくぐることの方が多い。

 10KP。

 本別JCTが191.2KPであるから、千歳恵庭JCT.からの総距離でいうと200kmを越えている。

 [ 1 ] 足寄 2km

 この標識は2019年になっても変わらぬままだった。

 11KP。何にもない山の中みたいな感じ。

 ここで足寄町に入る。

 カントリーサインのデザインは町名に因んだ「足」と、特産のラワンブキ。ラワンブキは大きなものは3mにもなる巨大なフキで、採れるのは初夏だが水煮などで年中手に入れることはできる。

 (242) 足寄 [ 1 ] 出口1km

 足寄ICはR242に直接接続するが、R241足寄湖方面への分岐も近い。この標識も2019年になっても変わらぬままだった。

 陸別小利別IC〜訓子府IC 10月9日16時開通

 撮影日の10日後にあたる2017/10/9は十勝オホーツク自動車道の開通日。開通を知らせる横断幕が端野支線ではここだけ。

 終点 500m先 速度落せ

 足寄ICは末端ICであるため終点標識が代わりとなる。

 速度落せ [ 1 ] 終点

 2017年と2019年の写真を見比べると・・・。まさか、終点標識が更新されている!?

 最近の開通を考えるとどこかから持ってきたというのも(道内では)考えにくいので、新しく作ったものではないかと思う。確かに足寄-陸別は事業化されていないんだけどこの標識が更新されるということは、、、ちょっと考えてしまう。

1 足寄IC

 終点部に入る。ランプ境界は奥に見える標識群?なお足寄ICのキロポストは13.2とされている。

 足寄ICから先は十勝オホーツク道として整備が進められる道路であり、足寄はその起点という扱いになる。しかし、足寄-陸別間は事業化されておらず未だ未着工の状態にある。

 ランプ部分を走る。ここで先行車に追いついた。

 足寄IC、延伸される見込みがないこともありどこをどう伸ばすのかわかりにくい作りをしている。

1 足寄IC

 ここでランプ部が終了、事実上の道東道端野支線終点である。

国道242号交点

 左折:R242/R274 陸別 足寄市街
 右折:R274/R242 幕別 本別

 一般道交点。ここを左折すると市街はすぐそこで、道の駅のある旧足寄駅までは4km弱。R242を更に北上すると次の街が陸別、R241に入ると阿寒湖方面へ至る。ちなみに陸別小利別ICまでは53km。長い長い一般道区間となる。

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最終更新:2019年2月24日
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