Description

 取材日:2019年7月7日
 深川留萌道留萌大和田IC→深川JCT→士別剣淵IC

 今回は相互リンク先管理人かっしー氏が北海道に登場!
 長距離撮影にお付き合いいただきありがとうございました。  

Report / Section.20
比布JCT

 比布JCT分岐。旭川紋別道へはこちらから。。

 旭川紋別道からの合流。比布JCTでより一層交通量が減っていく。

 ここでも「どんぐり」標識がお出迎え。道路の線形は緩やかで非常に走りやすい。

 比布JCTから先はゆるい上り坂が続く。

 前方の橋梁で国道40号JR宗谷本線をほぼ同時にまたぐ。この先2つのインターチェンジはいずれもR40と直結に近い形で接続するが、立体交差はここが最後である。

[ 12 ]和寒9km
[ 13 ]士別剣淵25km
名寄50km

 距離標識。3段揃ったものはこれが最後となる。

 最果ての街稚内の地名は2019年現在道央道の本線上では見つけることができなかった。士別剣淵から名寄は25kmあるのはちょっと意外で、感覚的にはもう少し近いと思っていたりした。

 白樺林に囲まれたいかにも北海道ですと言う感じの高速道路。

 登り区間の途中で中央分離帯ができるようになる。

 更に少し走ると両側暫定方式の区間に入る。ここから和寒ICの手前まで長いこと続く上に速度規制は80km/hに緩和されるという非常にありがたい作り。

 峠の少し手前で和寒町に入る。

 比布と和寒を隔てる峠は塩狩峠といい、三浦綾子氏の小説の題名としても知られている。峠の名前は天と石からとったもので、石狩川流域と天塩川流域の分水嶺でもある。標高は263mで現在の車や特急ではあっという間に越えられる峠である。

 塩狩峠を越えてもなお上り坂が続く。峠とは。

 150KP・・・はスペシャルキロポストなどではなく気づけば150.1KPだった。200KPまでの延伸がまだ期待できない分、ちょっと寂しいかな…

 中央分離帯がきちんと舗装されてUターン可能になっている部分もある。ガードレールはどうにかして外すのだろう。

 ここで1300mの少し長い追越車線となる。

 やっぱり上り坂が続く。峠とは…。

 (40) 和寒 [ 12 ] 出口1km

 ここで和寒ICの1km手前標識。2km手前標識は設置されていない。

 画面奥に北緯44度横断の標識が設置されている。43度や他の場所で見る「地球儀と他都市が書かれたもの」ではなく北海道と「わっさむ」の文字だけが書かれたオリジナルスタイル。

 和寒ICを手前に追越車線が終了する。

 (40) 和寒 [ 12 ] 出口500m

 ここで和寒ICの1km手前標識。2km手前標識は設置されていない。

 地名表記は潔く「和寒」のみ。和寒ICから他の自治体への接続はたしかに良くない。

 (40) 和寒 [ 12 ] 出口

 和寒IC出口。緩やかなカーブの途中で出口が分岐する。

 和寒ICはR40直結、和寒市街より南側に位置しており、付近には三笠山自然公園が立地し、キャンプ場などが整備されている。和寒からはr48和寒幌加内線を経由して幌加内へ向かう快走路があり、北見・名寄方面から幌加内へのアクセスに和寒経由という選択肢があるにはある。

和寒IC

 道央道札幌以北で唯一、追越車線のない2車線区間でのインターチェンジとなる。

 和寒IC合流。見通しがよく交通量も非常に少ないが油断は禁物。

 いつものドングリ標識。E5の表記もすっかり浸透したかな・・・!?

 管理用道路か除雪車待避所か、ちょっと路肩が広い。

 この辺りでは頻繁にスピード違反の取締が行われている。士別剣淵からのが帰り、対向となる下り線で取締を行っている様子が見られた。

[ 13 ]士別剣淵14km
[E39旭川紋別道] 紋別39km

 道央道最後の距離標識。士別剣淵ICの番号は撮影当時は[13]だが、新番号では[48]となる。

 現在は未開通だが、函館新道函館ICから乗り通したときの感動はひとしおだろう。早く繋がってくれないかなぁ・・・。

 このあたりでr639上士別和寒線を跨ぐ。左側を見渡すと和寒市街を一望できる。

 この道道は和寒から上士別へ抜け、r61経由滝上町へのショートカットルートにも見えるが、未舗装区間を抱えており後述のr205の方が早くて安全である。

 ここからは丘陵部と平野部の境を走る。高速道路らしい立地。

 対面通行区間が一旦終わる。

 160KP。ここで一旦両側暫定方式の区間になる。

 最北のインターチェンジ士別剣淵に至るまでこれといったヤクモノも無い。

 周囲の丘陵では畑作が盛んだ。

 剣淵町に入る。これが最後のカントリーサイン。

 モチーフは町の名所である絵本の博物館より「絵本」と町内の地名「ビバカラス」からとった「カラス」。

 中央分離帯はちょっとした森林になっている。風除けとしての効果があれば悪くはないか・・・

 最後の追越車線は長さ1,400m。

 追越車線の途中で路肩の広い箇所がある。ここは剣淵PAの予定地であり、撮影地点はPA用に確保された敷地から本線に合流してくる場所に当たる。恐らく士別剣淵から先、多寄ICへの開通に併せて共用するつもりだったのだろう。

 この辺りで道央道の左側(西側)に道の駅けんぶちが立地する。完成すればハイウェイオアシスのような形で高速からも立ち寄れるスポットになりそう。ここまでお膳立てされている当施設、2019年時点の情報では2025年度内に駐車場15台程度+トイレのPAとして供用される計画だという。

 終了間際に何か設置されている。Nシステムだろうか?

 このあたりで北海道r205上士別ビバカルウシ線と立体交差する。

 剣淵から上士別を経由しr61士別滝の上線に至るショートカットルート。人工湖である桜岡湖の湖畔にある剣淵温泉や桜岡公園へもこの道道を利用する。

 本線料金所 1.3km

 剣淵ドライブを楽しんだ後、いよいよ北の終点、士別剣淵ICが迫る。ここも2km標識は無いんですよね。

 料金所レーンの案内はヒラギノが使われたもの。

 (40) 士別 剣淵 [ 13 ] 出口1km

 士別剣淵ICの1km手前標識。標識は開通当初からのもので、「士別」と「剣淵」が日本語表記ではわかれているが英字表記ではハイフンで繋がっている。

 本線料金所 500m
 速度落せ

 速度制限が50km/hとなる。士別剣淵本線料金所の姿が遠くに見えてきた。

士別剣淵本線料金所

 士別剣淵ICを手前に、日本最北の料金所を自称する本線料金所を通過する。

 士別剣淵以北の建設が新直轄方式になることが決定されたのは士別剣淵ICの開通より後のことで、もともとは本線料金所ではなく一般道との境界にIC料金所として設置されていた。現在の位置に移設されたのは2009年10月のことであり、その頃から「日本最北」を冠するようになった。

士別剣淵本線料金所

 料金所を通過し、旭川北からの料金を精算した後、脇の駐車場へ入る。一般道側にもバッチリ「日本最北」の文字。

 当料金所が日本最北ということは、これより北に有料区間は予定されていないことを意味する。NEXCOの北限がここ士別剣淵とばっちり規定されたわけである。

 料金所脇の事務所では、「日本最北の料金所到達証明書」を無償で発行してもらえる。撮影当時は日曜日だったので、どうやら曜日関係なくもらえるようだ。

士別剣淵IC

 道央道の北の終点、士別剣淵IC出口。本線予定地が右側に確保されているが、盛土されているだけで後は荒れている。建設は進んでいるとはいえいつになったらできるんだ・・・?

 あとはランプ部を走る。形状は平面交差の無いY型として用地確保・函渠が設置されている。

 ガードレールが途切れたこの場所に、かつての士別剣淵IC料金所が設置されていた。

 新直轄方式での延伸(無料区間として延伸)決定を受けての変更と思われるが、ここに料金所があったのは6年間とやや短命に終わった。なお、除雪ステーションのような管理施設もこのICには無く(和寒に設置)、料金所跡とその周辺は本当にだだっ広いだけである。

道央道終点

 左側に「高速自動車国道 終点」の文字。一般道との境界で一般的に見られる標識だが、ここは士別剣淵IC、日本最北の高速自動車国道終点である。

 これより北にも「高規格道路」として当ウェブサイトで紹介できるバイパスが幾つかある。多寄まで延伸されればこのページも更新を加えるだろう。その日まで、またいつか。

道央自動車道 目次    ◇ 高速道路レポート一覧    ◇ 蒼の街道トップページ
最終更新:2019年8月23日
 Tweet
inserted by FC2 system